<動意株・29日>(大引け)=安川電機、ガーラ、MCJなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/08/29 15:21
 安川電機<6506.T>=大幅高。きょう、ルネサンス<2378.T>が運営する元気ジム湘南深沢店で、脊髄損傷者用の歩行アシスト装置「ReWalk」および脳血管疾患者用の足首アシスト装置の実証実験を行うと発表した。これらの機器の利用は肢体不自由者を対象としており、常駐する理学療法士が利用者の1人ひとりの身体の状態にあわせた歩行および機能訓練のプログラムを提供する。なお、「ReWalk」は神奈川県の「さがみロボット産業特区」の「ロボット導入支援補助金」の支給対象となっている。

 ガーラ<4777.T>=後場に入って急伸。きょう、スマートフォンゲームアプリ「Arcane(アーケイン)」日本語版が、国内のGoogle Play無料アプリ部門で1位を獲得したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「アーケイン」は韓国のPlayWorksが開発したスマホゲームアプリで、ガーラ子会社のガーラジャパンが8月8日から日本語版の配信を行っている。なお、23日には英語版および日本語版の合計で50万ダウンロードを達成したと発表している。

 MCJ<6670.T>=後場上げ幅を拡大。きょう午後1時ごろ、子会社のマウスコンピューターが製造・販売するWindows10 Mobileを標準搭載したスマートフォン「MADOSMA Q501A」を北國銀行<8363.T>が全行員に導入すると発表し、業績への貢献が期待されている。同行では、2016年度末までに最新のWindows10環境に一新するとしており、セキュリティーや管理性の高さ、Microsoft Officeなどのアプリ連携による生産性の向上が実現できるということから、日々の業務で利用するスマートフォンとしてマウスコンピューターの製品が採用された。

 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>=急伸。SMBC日興証券が26日付で同社株の投資評価を2から1、目標株価を650円から870円に引き上げた。これが短期資金の流入を誘った。構造改革・ポートフォリオ転換の加速や、機能商品分野の営業利益率が10%を超えたことなどを評価、18年3月期のSMBC日興予想ベースのPERは7倍台と、総合化学各社との対比で割安感が強く、今後のEPS成長率の大きさが株価には織り込まれていないという見方を示している。

 安川情報システム<2354.T>=ストップ高。きょう、IoT/M2Mクラウドサービス「MMCloud」が、NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)のIndustrial IoTサービス「Machine Cloud」に採用されたと発表。これが材料視されているようだ。NTTコムは、「MMCloud」をベースとしたIoTサービスや、海外対応機種などラインアップ豊富なM2M通信機器「MMLink」と組み合わせることで、ワンストップでIndustrial IoTサービスを提供。安川情報はNTTコムとの協業を通じ、IoTを活用したサービスビジネスの普及を支援する。

 AWSホールディングス<3937.T>=ストップ高。26日、8月31日から9月2日にかけて開催されるZMP(東京都文京区)主催の「第8回ZMPフォーラム」に協賛し、出展および講演を行うと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。講演は「AWSホールディングスのテスト自動化サービス ~自動運転社会の未来を拓くソリューション~」と題して、同社の事業紹介と自動運転に係るソリューションおよび今後の事業展開に向けたシナリオなどについて、最新の技術動向を織り交ぜながら行うとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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