ドル円上値の重い展開・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/08/15 16:51

NY連銀指数に注目・・・・・

先週金曜日の海外市場では、米小売売上高が予想を大幅に下回った他、コアPPIも予想外のマイナスとなり、米国債利回り低下とともにドル円も急落。

一時、100.80円台まで値下がりしましたが、このレベルでは投資家のショートカバーや押し目買いがドルを下支え、101.20円付近まで値を戻してNY時間を終えました。

週明け東京時間のドル円は、日経平均株価が上昇に転ずる局面では101.40円台まで上げ幅を拡大しましたが、午後には株価が下落に転じ、現在、101.00円台まで押し戻されています。

今夜は米NY連銀製造業景気指数の発表が注目されます。先週の米指標が弱かっただけに、今日も弱い指標が続けば、ドル円は100円台半ばまで下げ幅を拡大しそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想