信越ポリマの第１四半期は精密成形品など好調で営業利益２．２倍

　信越ポリマー<7970.T>は２５日取引終了後、第１四半期（４～６月）の連結決算を発表し、営業利益は１６億４５００万円（同２．２倍）と営業大幅増益で着地した。主力の精密成形品事業では、半導体関連容器の出荷が好調に推移したことで売り上げは前年を上回り、利益も大幅な伸長をみせた。また、電子デバイス事業も堅調で、住環境・生活資材事業も利益が改善し、業績に寄与した。

　なお、売上高は１７９億３７００万円（前年同期比１．１％減）だった。電子デバイス事業と住環境・生活資材事業の売り上げが前年同期を下回った。

　あわせて未公表だった１７年３月期の連結業績予想を発表し、売上高を７６０億円（前期比１．３％増）、営業利益を５３億円（同２９．２％増）としている。また、配当は中間・期末各６円の年１２円を予定し、前期の９円に対して、３円の増配を見込む。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）