ドル円はレンジ取引か?・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/07/19 15:55

株価睨みの揉み合い継続へ・・・・・

昨日の海外市場では、ウィール・BOE金融政策委員が「8月の利下げを支持するかは分からない」と述べ、ポンドが上昇。これがドルの上値をおさえ、ドル円も105.27円まで安値を更新しました。

しかし、米国債利回りが上昇に転じ、NYダウも連日の史上最高値更新となった事から、NY時間に入ると、ドル円は上昇に転じ、106円の大台回復となりました。

本日の東京時間には豪準備銀が議事要旨を発表し、豪ドル高への懸念を表明。これが豪ドル円急落をもたらし、ドル円も連れ安。一時、105.60円台まで反落しました。

今夜は、独・ZEW景況指数や米・住宅着工が発表されますが、市場の基調を一転させる事とはならず、欧米株価を睨みながら、105.50~106.50円レンジ内での揉み合いが続くものと思われます。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想