変化日の通過に合わせて調整の展開か【2016/07/19-07/22】

窓を埋めるかに注目

日経平均株価は7月15日に1万6,607円まで上昇、1万6,497円で取引を終えました。前回「上方に空いた窓を目指してリバウンドに転じる可能性」と書きましたが、経済対策への期待感や円安を好感してか、かなりの急ピッチで空いていた窓を埋め、更に上昇した一週間となりました。

さて、気になるのは今後の動きです。

ドル円は一時、1米ドル106円台までドル買いが進みましたが、現在は104円台で推移しています。また、日経平均株価は先週一週間で1,000円以上も上昇しました。一目均衡表の変化日が間もなくであることを踏まえると、調整に転じる可能性も考えられるでしょう。調整した場合を想定すると、上昇の過程で空いた窓のあたりで、短期的なレンジの上値は1万6,500円、下は1万5,800円、それぞれプラスマイナス150円とします。

引き続き中長期的な下落トレンドが終了するのか確認が必要です。底打ちが確認されるまでは、引き続き短期売買に徹し、吹いたら売りもしくは戻り売りの戦略でよいでしょう。

なお、7月も終盤になり、夏休みを迎える方も多いのではないでしょうか？休暇期間中は、商いも閑散としやすいため、乱高下する場合も多くあります。無駄に売買をして利益を削るより休暇を楽しみ、休暇後に新たに取引をすればよいでしょう。