14-15日FOMC・FRBイエレン議長と15-16日日銀金融政策決定会合、23日イギリスEU離脱国民投票のイベント週

著者:木村佳子
投稿:2016/06/13 08:42

キーマンの発言で「どうなる為替?」の読み困難

時系列画像
今週は誰が考えても難しい相場です。
が、「総すくみ」でインテリほど動けない状況では「株はバカになって買える人にチャンスあり」と割り切ってみるのも手です。
①考えれば考えるほどむつかしい時はいわゆるインテリは賢すぎて先が見通せすぎ、リスクを過大評価して身動きが取れない
②考えるより行動する人は「ともかく株を買うか売るかする」→買うか売ることで少なくとも半分のチャンスはつかまえる。
こっち組の人は何もしない「ゼロ」<損か得かの確率「-か+」
に価値を置き、当たったときは「ゼロ」組より勝てることに喜びを感じるはずです(負けた時は特に気にしない鈍感力が持ち味ともいえます)。

なので「自分は運がいい!」「ついている!」と思う人は今週のような「バカになって買うか売るかする相場」に参戦を。

しかし、無駄玉を打ってばかりだと、いくらお金があっても資産運用ところか、ギャンブラーになってしまいます。
そこで、できるだけ、「いつかなんとかなる銘柄」で勝負したいものです。

さて、日本の株式市場は為替次第という性格が強いのですが、
もはや利上げはしない、できないFRBのFOMCとしてもイエレン議長の絶妙な会見内容によって「言葉の含み」が為替を動かすリスクがあります。おまけに、それに続く日銀・黒田総裁はクロダ・バスーカ砲の名手であることから、これまた常人では思いつかない何かをなさるやもしれず、為替見通しははなはだ不確実です。
特に政権与党は参議院選挙まで株式市場が大崩れしなければいいが・・・・、と思っているのではないでしょうか。
黒田総裁は政権与党の安倍首相が任命した総裁ですから、あ・うんの呼吸があるやもしれず、今、放送の大河ドラマ「真田丸」さながら、経済という生き物相手の丁々発止は侮れないものがあります。

23日のイギリスEU離脱国民投票はポンド動向の視界不良となっており、為替見通しはこれまた見通しずらい。

そこで「いつかギラギラする日」の可能性がありそうな同社に注目してみました。
100株が1単元、
900円が金曜引け値。

大株主に大塚製薬や全薬工業。業績は現在、めぼしくはありませんが有利子負債ゼロ。
東大・京大などの有数の学者が創薬ベンチャーとして研究している点で、内部抗争に明け暮れた挙句、世界に知られたトップ企業から滑落してしまった数々名門電気機器メーカーの株を買うよりは夢があると思うのですが。

ただし、ベンチャー創薬は珠玉混合。研究が商売に結び付き、上場企業としてたくさんの人々に立派な配当を続けられるような会社に成長できるケースばかりではないので全力買いとか一点張り投資はよしておきましょう。

買値目標ですが、画像に張り付けた安値(黄色着色欄)を参考に800円台で買えたらいいな、という水準を目指したいですね。





配信元: 達人の予想

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