＜注目銘柄＞＝ユニゾＨＤ、ホテル２棟の開業が追い風

　ユニゾホールディングス<3258.T>は、東京を地盤にオフィスビル賃貸を主力に手掛ける不動産会社。同社の１７年３月期連結業績予想は、売上高３８９億円（前期比２０．１％増）、営業利益１３０億円（同２２．６％増）、最終利益６７億円（同１．６％増）と過去最高益更新が見込まれる。

　不動産事業では、東京都心オフィスビルの空室率低下を背景に、賃料改定や新規入居獲得を目指し、収益の上積み狙う。また、今期は「ホテルユニゾ銀座七丁目」、「ユニゾイン八丁堀」の開店が業績向上に大きく寄与するのに加え、訪日外国人観光客による客室稼働率のさらなる増加も見込んでいる。

　５月に入って好業績見通しを背景に株価が急上昇し、１３日には年初来高値６１６０円をつけたものの、その後は調整局面となっていた。ここにきて、５０００円台前半の水準で下値固めの兆しも出はじめている。ＰＥＲは１５倍台と割高感は払拭されてきた。（朱）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）