トレンドブレイクをフォローする場合の株価レンジ【2016/05/29-06/03】

引き続き小動きが続くか

日経平均株価は5月26日に高値1万6,957円まで上昇しましたが、結局は終値では下落。27日は1万6,834円で取引を終えました。前回、中長期的な三角保ち合いの中での動きに終始しており、引き続き方向感のない、小動きの展開が続く可能性があると解説しました。設定した目標株価上限は1万6,850円プラスマイナス150円を超えられず、レンジ内での動きが続いています。

また、ドル円は1米ドル110円を挟んだ小動きの展開がいまだ続いていて、新トレンド発生に向けてもみ合い相場が続く可能性があります。ドル売りトレンドに変化が生じるのか注目でしょう。

さて、気になるのは今後の動きです。

日経平均株価は、二週にわたって変化日を通過しました。大きな変化こそありませんでしたが、じりじりと安値を切り上げています。株価チャートを見る限りでは、三角保ち合いはかなり煮詰まってきており、どちらかにレンジをブレイクする可能性が高くなってきました。引き続き三角保ち合いの範囲内での動きを想定し、レンジの上限は1万7,150円、下値は1万6,500円それぞれプラスマイナス150円とします。

上に動いたとしてもリバウンドの域を出ないかもしれない可能性もあり、下に動いた場合には1万6,000円、それぞれプラスマイナス150円とします。

中長期トレンドに変更がないようであれば、トレンド転換が確認されるまでは短期売買に徹し、吹いたら売りに徹しましょう。