プロトコーポが反落、暖冬によるスタッドレスタイヤ不振で16年3月期業績予想を下方修正

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/03/02 10:06
 プロトコーポレーション<4298.T>が反落している。1日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の568億6200万円から541億5500万円(前期比11.4%増)へ、営業利益を55億1000万円から41億500万円(同3.0%減)へ、最終損益を34億5700万円の黒字から3億3100万円の赤字(前期23億8100万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。

 主にタイヤ・ホイール販売を手掛ける子会社オートウェイにおいて、暖冬の影響でスタッドレスタイヤの販売数量・単価が計画を大幅に下回ったことに加えて、中古車販売店向け在庫管理システム「MOTOR GATE」の取引社数が想定を下回って推移していることなどが要因。また、新規事業「GooPit」などへの先行投資がかさんだことも響いた。なお、最終損益は、マレーシア子会社やキングスオートの株式取得時、並びに台湾寶路多の事業譲受け時に計上したのれんについて、回収不能額として23億2900万円の減損損失を計上する見込みであることから赤字に転落するとしている。

 同時に、従来19円を予定していた期末配当を20円に引き上げると発表したが、これに対する反応は限定的だ。なお、中間配当と合わせて39円(従来予想38円、前期38円)を予定している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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