米雇用統計発表に向けて・・・・・
先週金曜日の海外市場では、速報値から下方修正されると予想さていた米・4Q・GDP改定値が上方修正されていた事や、米・1月PCEコア価格指数が、前年比1.7%上昇と、FRBの目標とする2%にかなり近づいてい来た事を受けて、米追加利上げ期待がかなり強まりました。この為、ドルが買われ、ドル円は、NY時間引け際に、114円の大台乗せに迫る動きとなり、ほぼ高値圏で取引を終えました。
しかし、週末に上海G20が開かれ、「均衡の取れた成長や市場の安定に向け、財政を含めたあらゆる政策手段を動員する」との共同声明を採択。この声明自体はほぼ予想通りのものでしたが、ダイセルブルーム・ユーログループ議長が、「日本についても討議された。競争的な通貨切り下げの状況に陥るのではないかとの多少の懸念があった」等と述べ、円安継続への懸念が急浮上。
この為、週明け東京時間スタートと同時に、円を買い戻す動きが強まり、ドル円、クロス円ともにじり安の展開となりました。更には、上海株が急落。これを受けて、大幅続伸となっていた日経平均株価も午後にはマイナス圏に沈み、結局、リスク回避の流れが優勢となって、ドル円は113円の大台をも割り込む動きとなり、クロス円も概ね、下げ幅を拡大する動きとなってしまいました。
本日の海外時間には、米・中古住宅販売保留指数程度の指標発表しか予定されおらず、相場への影響は軽微なものに留まりそうです。逆に、そんな中、ドルが大幅上昇となれば、米利上げ観測を背景とした、ドルの地合いの強さの表れと考える事が出来る為、週末発表予定の米雇用統計に向けて、ドル円も再び、堅調な推移を継続する事が期待出来そうです。
しかし、週末に上海G20が開かれ、「均衡の取れた成長や市場の安定に向け、財政を含めたあらゆる政策手段を動員する」との共同声明を採択。この声明自体はほぼ予想通りのものでしたが、ダイセルブルーム・ユーログループ議長が、「日本についても討議された。競争的な通貨切り下げの状況に陥るのではないかとの多少の懸念があった」等と述べ、円安継続への懸念が急浮上。
この為、週明け東京時間スタートと同時に、円を買い戻す動きが強まり、ドル円、クロス円ともにじり安の展開となりました。更には、上海株が急落。これを受けて、大幅続伸となっていた日経平均株価も午後にはマイナス圏に沈み、結局、リスク回避の流れが優勢となって、ドル円は113円の大台をも割り込む動きとなり、クロス円も概ね、下げ幅を拡大する動きとなってしまいました。
本日の海外時間には、米・中古住宅販売保留指数程度の指標発表しか予定されおらず、相場への影響は軽微なものに留まりそうです。逆に、そんな中、ドルが大幅上昇となれば、米利上げ観測を背景とした、ドルの地合いの強さの表れと考える事が出来る為、週末発表予定の米雇用統計に向けて、ドル円も再び、堅調な推移を継続する事が期待出来そうです。