中期的な節目を超えらるか否かに注目【2016/02/22～02/26日】

ドル円の動きにも注目です

日経平均株価は2月12日、1万4865円の安値をつけて反転しました。翌15日は900円超も上昇し、わかりやすいリバウンド局面の一週間になりました。ですが、リバウンドの値幅が大きく、スピードも早かった点は経験則的に気掛かりではあります。

日経平均株価は現在、中期トレンドで動いているようで、底をつけにいく時間帯です。すでに底を打った可能性もありますが、その場合でも二番底をつけてくれれば底打ちサインとして認定されますので、そうした可能性は常に考えておきましょう。

株価チャートを見る限り、中期トレンドで考える日経平均株価の戻り高値としては、中期的な節となっている1万6385円プラスマイナス150円あたりを想定しています。中期的な節を上に完全にブレイクするまでは、これまで同様、「吹いたら売り」がよいかもしれません。

今後の注目点は、ドル円の動きです。ドル円についてもテクニカル的にはサイクル安値をつけにいく期間に入っています。日経平均株価の中期サイクルの底値をつけるタイミングでもありますから、動きには要注意です。

投資戦略としては、日経平均株価は為替市場の動きに一喜一憂する展開になるかもしれません。3月には再び変化日週が訪れます。引き続き、中期トレンドにおける節目を完全に上にブレイクするまでは、「吹いたら売り」をモットーに、底打ちの確認を中心とした短期トレードが有効でしょう。