変化日週を通過し、相場は小動きの展開に移行か【2016/02/15～02/19日】

目先は窓埋めに注目

日経平均株価は2月10日、1月21日の安値1万6017円をアタックし、1万6000円を割り込みました。その後は、逆指値注文等を巻き込み加速をつけて下落し、12日には1万5000円を割り込みました。安値では1万4865円、そして終値は1万4952円でした。

2月8日の週は変化日をまたぐ重要な週であり、シグナルが出ました。これまでの下値支持線を割り込み、下にレンジを切り下げました。

株価チャートを見る限りでは、日経平均株価は安値をアタックし、かつ割り込んだことで、短期トレンドではなく、中期トレンドで動いていることがほぼ確定したと言っていいでしょう。高値2万952円で天井を打ち、8月につけた高値2万946円でダブルトップを形成しました。

下落する水準の目安としては、2014年5月にあけたままにしている窓（1万4528円）あたりまで値下がりする可能性があります。埋めるかどうかはその時の地合いによりますが、中期トレンドの下落幅としてはよい水準辺りでしょう。

投資戦略としては、日経平均株価は為替市場、とりわけドル円の動きに神経質な展開となるでしょう。日中の価格変動幅も大きく、この水準での空売りは踏み上げにつながる恐れがあり、危険です。しばらくは「吹いたら売り」をモットーに、底打ちの確認を中心とした短期トレードが有効でしょう。