<動意株・12日>(前引け)=ライオン、レンゴー、大気社
ライオン<4912.T>=急反発。全般暴落相場のなかで11%を超える上昇をみせた。同社が10日取引終了後に発表した16年12月期の連結業績予想は売上高が3900億円(前期比3.0%増)と増収を確保し、本業の儲けを示す営業利益は180億円(同9.9%増)とほぼ2ケタの伸びを見込んでいる。15年12月期営業利益は163億7400万円(同32.0%増)と大幅な伸びを示しており、その高い発射台を受けての連続増益がポジティブサプライズとなった。強みとするオーラルケア製品では「システマ」など高価格帯商品が好調で収益を牽引、鎮痛剤や目薬など医薬品はインバウンド需要の取り込みも目立った。一方、原油安効果などで原材料コストの低下も寄与している。16年12月期は年間配当も前期比1円増配の11円とする見通し。
レンゴー<3941.T>=買い優勢。段ボール製品の需要が回復歩調にあるほか、利益面でも値上げ効果がプラスに働き、16年3月期は本業の儲けを示す営業利益が前期比2.5倍の140億円を見込むなど好調。PBR0.6倍台の株価は指標面から見直し余地があり、配当利回りも2%前後ある。信用取組は大幅に売り長であり、2月5日申し込み現在で信用売り残177万5000株に対し、買い残はわずかに13万4000株に過ぎず、株式需給面からも上値の軽さが意識されている。
大気社<1979.T>=急反発。上値を押さえていた25日移動平均線を抜いてきた。10日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の2050億円から2120億円(前期比15.4%増)へ、営業利益を97億円から116億円(同33.8%増)へ上方修正したことが好感されている。国内の産業空調分野で工事量が増加したことに加えて、採算性重視の受注活動やコストダウンへの取り組みが奏功したという。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
レンゴー<3941.T>=買い優勢。段ボール製品の需要が回復歩調にあるほか、利益面でも値上げ効果がプラスに働き、16年3月期は本業の儲けを示す営業利益が前期比2.5倍の140億円を見込むなど好調。PBR0.6倍台の株価は指標面から見直し余地があり、配当利回りも2%前後ある。信用取組は大幅に売り長であり、2月5日申し込み現在で信用売り残177万5000株に対し、買い残はわずかに13万4000株に過ぎず、株式需給面からも上値の軽さが意識されている。
大気社<1979.T>=急反発。上値を押さえていた25日移動平均線を抜いてきた。10日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の2050億円から2120億円(前期比15.4%増)へ、営業利益を97億円から116億円(同33.8%増)へ上方修正したことが好感されている。国内の産業空調分野で工事量が増加したことに加えて、採算性重視の受注活動やコストダウンへの取り組みが奏功したという。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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