淀川鋼が大幅反発、16年3月期業績予想の上方修正と自社株買い発表を好感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/02/03 13:33
 淀川製鋼所<5451.T>が全般安の中にあって大幅高、強さが目立つ格好となっている。

 2日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1610億円から1590億円(前期比9.6%減)へ下方修正した一方、営業利益を52億円から67億円(同95.4%増)へ、最終損益を35億円の赤字から27億円の赤字(前期26億1700万円の黒字)へ上方修正したことが好感されている。建材向けめっき鋼板の販売量減少などを受けて売上高は減額されたが、採算重視の販売活動やコストダウンに注力したことが奏功した損益は改善に向かっている。

 なお、同時に発表した第3四半期累計の連結決算は売上高1239億3700万円(前年同期比5.6%減)、営業利益48億7400万円(同62.1%増)、最終損益32億8300万円の赤字(前年同期27億1400万円の黒字)だった。

 また、あわせて上限を80万株(発行済み株数の2.58%)、または20億円とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されている。取得期間は2月3日から9月23日まで。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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