<動意株・29日>(前引け)=日立金、藤田観光、エクストリーム

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/01/29 12:02
 日立金属<5486.T>=急反発。同社が28日取引終了後に発表した16年3月期第3四半期累計(2015年4月~12月)の連結決算では、売上高にあたる売上収益が7728億9800万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は792億円(同38.0%増)、最終利益は555億8300万円(同16.3%増)だった。国内で自動車向け金型材などが堅調に推移したほか、高付加価値製品へのシフトが進んだ。日立ツール(現 三菱日立ツール)株式の売却も寄与、営業利益は4割近い増益を確保したことで、これを好感する買いを呼び込んでいる。

 藤田観光<9722.T>=ストップ高。28日の取引終了後、15年12月期連結業績について、売上高が従来予想の638億円から639億円(前の期比0.5%減)へ、営業損益が3億円の赤字から収支均衡(前期13億6500万円の黒字)へ上振れて着地したと発表。これを好感した買いが入っている。ワシントンホテルとホテルグレイスリーを展開するWHG事業を中心に宿泊部門の客室利用単価が上昇したことなどが要因。また、箱根大涌谷の噴火警戒レベルが昨年11月20日に平常時のレベルに下がり、リゾート事業の箱根ホテル小涌園の業績が回復してきたことなども寄与したという。

 エクストリーム<6033.T>=ストップ高。28日の取引終了後、アジア圏における有力ゲームパブリッシャーである天津紫龍奇点互動娯楽(北京市、以下紫龍)との間で、エクストリームが商標権を保有する「ラングリッサー」に関するライセンス許諾契約を締結したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。「ラングリッサー」は、家庭用ゲームソフトとしてシリーズ累計100万本超の販売を記録した人気シミュレーションRPG。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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