<動意株・26日>(大引け)=インフォテリア、ニフティ、ラクーンなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/01/26 15:08
 インフォテリア<3853.T>=一時、ストップ高。同社はきょう、モバイルコンテンツ管理システム「Handbook(ハンドブック)」が皇学館大学(三重県伊勢市)に採用されたと発表。これが刺激材料となった。ハンドブックは、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運べ、指先めくり表示ができるようにするソフトウエア。一般的なクラウド・ストレージ・サービスやタブレット端末向けのビューアー・アプリケーションと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の情報漏洩を防ぐ機能などタブレット端末をビジネス活用するうえで必要な機能が搭載されている。

 ニフティ<3828.T>=大幅続伸。26日の取引終了後に、第3四半期決算の発表を予定しており、これに対する期待感が高まっているもよう。10月23日に発表された上期実績は営業損益6億4400万円の赤字(前年同期19億9000万円の黒字)だったが、計画では第3四半期累計で4億円強の赤字まで赤字幅を縮小させ、16年3月期通期では14億円の黒字(前期比59.7%増)を見込んでいる。

 ラクーン<3031.T>=堅調。同社が企業と取引先との間に入り、与信管理から代金回収業務まですべてを代行する決済サービス「Paid」が今上期(15年5~10月)に初の黒字化を果たしたが、昨年12月中旬にはフィンテック協会に加盟、これを契機にフィンテック関連株の一角として投機資金攻勢の対象となった。主力ECサイトの「スーパーデリバリー」も好調で収益を押し上げており、16年4月期は営業24%増益を見込む。

 さくらインターネット<3778.T>=大幅反発。同社は25日取引終了後、16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算を発表。売上高は89億7300万円、営業利益は6億7100万円、最終利益は3億6200万円だった。前期は単独決算のため単純比較はできないが、売上高で前年同期実績を14.8%上回るものの、営業利益で4.6%、最終利益で8.2%下回る結果となった。足もとはエンジニアの増員や広告宣伝など販管費の増加が利益の足を引っ張っている格好だが、これは織り込み済みで、トップラインの実質2ケタ伸長を評価する動きにある。

 スリー・ディー・マトリックス<7777.T>=大幅高で3日続伸。同社は25日の取引終了後、グローバル展開を進めている吸収性局所止血材「PuraStat」が、タイ当局から医療機器製品登録を承認されたと発表しており、今後の事業展開への寄与を期待した買いが入っている。同社では、14年1月に「PuraStat」のCEマーキングを取得しており、CEマーキング適用圏(CEマーキング認証内容を製造販売承認申請へ資料として提出可能な国)では、各国の手続きを経た上で製品販売が可能となる。

 ザインエレクトロニクス<6769.T>=急騰。朝方に、超高速通信用16ギガbps(1秒当たり160億ビット)伝送技術の開発に成功したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回開発したのは、フルハイビジョンの16倍の解像度を持つ「8K」テレビ向けの高速映像伝送技術で、8K映像機器内通信向け技術としては世界初となる。同社では17年上期をメドに新製品をサンプル出荷する方針で、8K放送実現に貢献するとして注目度が高まっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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