ユーロが主役の日・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/01/21 16:45

ドル円は神経質な動き継続へ・・・・・

昨日の海外市場では、NY原油先物相場が2003年5月7日以来の安値26.55ドルまで値下がりし、これを受けて、NYダウも一時、565ドル安となる等、リスク回避の流れが継続しました。

ドル円は欧州時間に、昨年1月16日以来の安値となる115.97円を記録し、一旦、117円付近まで買い戻された後、NY時間に再び116.20円台まで売られる等、荒っぽい動きを見せました。

今日の東京時間も、ボラティリティーの高い相場は継続。日経平均株価が319円高まで反発した後に398円安で引けた為、ドル円も117.47円まで上昇後、116.50円付近まで反落しています。

この後の海外時間も、原油相場や欧米株式市場を睨んでの神経質な展開が継続するものと思われます。しかし、今日はECB理事会とドラギ総裁の会見が予定されています。

もし、ドラギ総裁が、予想以上にハト派的な発言をし、ユーロドルが売られる場合には、ドル買いとなってドル円は連れ高となる可能性もありますから、ユーロドルの動向にも注意が必要となりそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想