地区連銀総裁発言に注目・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/01/13 15:50

ハト派的発言でドルやや軟調か?・・・・

昨日の海外市場では、ドル円は日経平均6日続落により安く始まりましたが、その後、欧米株上昇を受けて、一時、118円台を回復する等、徐々に落ち着きを取り戻し、結局、117円台後半で取引を終えました。

本日の東京時間は、日経平均株価の反発にも関わらず、当初は、117円台で揉み合いを続けていました。しかし、減少が予想されていた12月の中国の輸出が増加に転じた事が好感され、118円台前半まで上昇しています。

この後の海外市場でも、ドルは比較的落ち着いた展開を継続するものと予想されます。本日は、ユーロ圏・11月鉱工業生産以外に、重要は経済指標の発表も無く、基本的には揉み合いが続きそうです。

米国時間には、ローゼングレン・ボストン連銀総裁とエヴァンス・シカゴ連銀総裁の発言が予定されています。両総裁ともにハト派の為、追加利上げに慎重な姿勢を示せば、ドルの上値がやや重くなるかもしれません。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想