膠着状態のドル円だが・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/12/29 16:10

米消費者信頼感指数に注目・・・・・

昨日の海外市場では、欧州時間はロンドン市場が休場となっていた為、閑散とした取引が続きましたが、「閑散に売り無し」となって、日経平均株価上昇を受けてドル円は120.60円台まで上昇しました。

しかし、NY時間早朝、イランが原油輸出拡大の意向を示し、これを受けて原油先物相場が急反落。この為、株安を連想させ、円も買われる展開となり、120.20円付近まで反落しました。

本日の東京時間には、実需の買いが仲値算出時にドルを押し上げる動きとなりましたが、120.40円台までの上昇がせいぜい。その後は、120.30円台での膠着相場が続いています。

この後は、米・消費者信頼感指数が材料となりそうです。米小売業者からは、クリスマス商戦後半に売上増が報告されており、消費者信頼感指数が予想を上回れば、ドル反発につながるかもしれません。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想