＜注目銘柄＞＝Ｓ ＦＯＯＤＳ、ＴＰＰ関連で見直し余地

業績は最高益更新基調続く

　Ｓ　ＦＯＯＤＳ<2292.T>に注目したい。「こてっちゃん」に代表される牛肉臓肉製品に強みを持ち、総合食肉企業を目指している。積極的なＭ＆Ａを展開し、業績を拡大してきており、足もとの１６年２月期も豚肉事業の拡大や小売り・外食事業の伸びで、連結純利益は５０億円（前期比１５％増）前後と最高益の見通し。ＴＰＰが発効すれば食肉関税の引き下げによる需要増などが追い風になるとみられている。

　神戸牛の輸出にも注力しており、今後の売り上げ拡大への期待も出ている。株価は２０００円前後への調整局面にあるが、連結ＰＥＲは１１倍前後と割安水準。ここから８月高値２７１９円奪回への反騰相場が見込める。（地和）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）