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日本勢活躍も無観客とコロナ影響か五輪中国内株価上昇は1%だけ
日本選手のメダルラッシュに沸き、8日に閉会式を迎える東京五輪の期間中、国内の株価は1.0%の上昇にとどまったそうです。
過去の五輪では日本勢が多くのメダルをとると株価が上昇する傾向にありましたが、今回はほとんどの競技会場が無観客となり、期間中にコロナ感染が急拡大したことが響いたようです。
7月23日の開会式直前の営業日となった21日の日経平均株価(225種)の終値は、2万7548円ちょうどでしたが、8月5日時点で日本勢の金メダル数は22個と過去最多となっていますが、6日の終値は2万7820円04銭で上昇率は1.0%と小幅だったそうです。
三井住友DSアセットマネジメントによると、1964年の東京五輪では開幕前に大規模開発で株価上昇が続きましたが、大会期間中は閉会後の景気悪化懸念から1.9%下落したそうです。
1968年のメキシコ五輪以降は、日本勢が2桁の金メダルを獲得した5大会で日経平均は1.4〜3.7%上昇したそうです。
総メダル数で38個を記録したロンドン大会では、5.2%の大幅上昇となったそうです。
三井住友DSの宅森昭吉チーフエコノミストは「個人消費の高まりによる企業業績への期待に加え、社会全体が明るい雰囲気となることが株価にも反映した」と分析しているようです。
ただ、今大会は日本勢の活躍の割には株価の上昇率が低調で、宅森氏は「コロナ感染が拡大するなど投資家に心理的な重しがあった」と指摘しているそうです。
他の年でもオリンピック以外の要素があったかもしれないでしょうから、一概に単純比較はできないとは思いますが、たしかに今回は株価が上がった実感はあまりないですね。
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