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塩野義製薬が開発中のコロナワクチンの年度内実用化にめど
塩野義製薬は、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、今年度中にも実用化するめどがついたことを明らかにしたそうです。
これまで国内メーカーにとっては数万人規模で行う最終段階の臨床試験(治験)が壁となっていましたが、国が新しい治験方法を認める方針を表明し、同社は製剤の一部を変えることで、対応できる見通しになったとのことです。
年内に治験の最終段階に入り、年度内に国から承認を受けて供給することを目指すそうです。
並行して製造工場の整備を進めており、年内には年間最大6千万人分の生産体制が整うとのことです。
同社は昨年12月から国内で300人を対象とした治験を進めてきましたが、従来の最終段階の治験は数万人の対象者を集め、半数ずつにワクチン候補と偽薬を打ち、発症予防効果を比べる仕組みだそうです。
先行する海外のワクチンが行き渡りつつあるなかで偽薬を打つことに倫理的な問題などがあり、これから実施するのは難しいとみられていたようです。
そこで、国は新たな治験の方法を検討し、ワクチン候補を打った人と、承認済みワクチンを打った人の血液を調べ、感染を防ぐ効果があるとされる「中和抗体」の量を比べる仕組みを導入する方針を固めたようです。
現在、国際機関で最終的な調整を行っているそうです。
年度内だと、ワクチン接種を希望する人は既に打ち終わっているような気はしますが、どうなんでしょうね。
でも、国産ワクチンには期待したいですね。
4507:5,898円
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塩野義製薬(4507)
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