初期の臨床試験(治験)を進めていましたが、判断基準となる有効性が認められなかったようです。
米製薬企業から導入した技術で、開発中止に伴い無形資産の減損損失を215億円計上するものの、2022年3月期の業績予想への影響は精査中とのことです。
開発を中止したのは「ASP0892」で、米イミュノミック・セラピューティクス社から2015年に導入した技術をもとに、ピーナツアレルギーを対象にした治療や予防を目的としたワクチンを開発していたそうです。
スギ花粉や季節性アレルギー向けの開発品を含めて総額3億㌦(約330億円)以上の契約一時金を支払っているそうです。
今回のピーナツアレルギー向けだけでなく、2020年にはスギ花粉や季節性アレルギー向けワクチンの開発も中止しているそうです。
ハウスダストなど通年アレルギーに対しての開発品が残っているとのことです。
新型コロナのワクチンではなくて、ピーナツアレルギー向けワクチンだったんですね。
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