激安の鯛のアラ。さらにそれが半額になっていたのを発見し、買う。
少し面倒くさそうだけれど、レシピ集に載っていた鯛のすまし汁を調理してみようと思ったのだった。
凍らせておいた鯛のアラに、粗塩をぶっかけ、15分放置。
その後、大きめのフライパンに湯を沸かし、凍って固まっている鯛のアラをぶち込む。数十秒下ゆでして、水にあけ、血合いなど汚れを洗う。この段になって、凍っていて「遊星からの物体X」状態をやっと脱した鯛のアラは、個々のパーツに分かれてくれる。
水1Lに、乾燥昆布を下に敷いて、洗った鯛のアラを投入し、アクを取り除きながら15分煮込む。
最後に、粗塩を適量入れ(噂だと総重量の0.8%で塩を加えると丁度いいとか)、薄口醤油を小さじ2杯入れて、凍らせておいた三つ葉を散らしたら出来上がり。
恐る恐る口に含んでみると、優しい風味が口に広がった。
鯛のアラにこびりついている魚肉をむさぼりながら啜るすまし汁は、
なかなか美味なのであった。
下処理がワイルドなので、たまに口に当たる鱗も乙なもの?
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鯛のアラは売っているのに、どーして赤エビの頭は売ってくれないんだろう?
恐らく、魚屋さんがそのあまりの美味さに、自己消費しているのではないかと、オイラは疑っている。