元祖SHINSHINさんのブログ

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糖質制限 うどんの逆襲

あるヒトから、このうどん、「水沢うどん」が美味いといって頂いた。
帰宅して、裏表記を見て驚いた。

一般的に、うどんなど炭水化物の70%が糖質だといわれている。
しかし、この「水沢うどん」には、
他に流通しているうどんとは、表記方法が異なっていて。

乾麺100gに対する炭水化物量は、予測どおり66.7%だ。
けれど、「水沢うどん」の表記に特出しているのは、以下の通り。

**********************************
下記は、乾燥を加える前の「生うどん」100gに対して約1Lのお湯で
8分ゆでて、冷水で2分間もみ洗いした後の数値です。お湯の量、
ゆで時間などで数値が変わりますので目安にしてください。

栄養成分表示
ゆでたうどん(100g当たり)

エネルギー 107kcal
タンパク質 3.5g
脂質 0.5g
炭水化物 22.3g
食塩相当量 0.64g
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驚いたことに、ゆでたうどんだと炭水化物が22.3gしか入っていない。
ここから食物繊維を引けば、肝心な糖分含量はさらに低くなると見込まれる。

言い換えれば、うどんのみならず蕎麦も、
ゆでることによって糖分がお湯に溶け出てしまい、だからこそお湯が白く濁り、食する麺には思いのほか糖分が少なくなっていると言えそうだ。

「水沢うどん」は、株式会社大澤屋によって群馬県で製麺されており、
この新たな表記法は、昨今の糖質制限流行に危機感を抱いた大澤屋の
ファインプレーのように思える。

となると前回書いたフランスの家庭料理で定番だというタサン志麻の書いた「ゆで米」も、しっかりと水を切れば、糖質が思いのほか減っている可能性が高い。

別件では、米は冷ますとデンプンの構造が変わり、糖質としての吸収力が大きく下がるという説がある。ダルビッシュ有は、冷凍焼きおにぎりを食するようになってから体に切れが出てきて、今季の成績が素晴らしいものになっている。いったん冷却して構造が変化したデンプンは、その後に電子レンジで熱しても、米の炊き上がり直後までにはデンプン構造が元に戻らないと言えるのかも知れない。

見方を変えると、横浜DNAの山崎がどうしてダメになったのか、
体型をみると明らかに太ってしまっている。そのために球威に切れがなくなり打ち込まれている可能性がある。経年劣化などではないと思われる。山崎も糖質制限をして体を絞ると、ダルビッシュ有のように、好成績を残す可能性があると推測される。

糖質制限を成功させるには、1日の糖質摂取量を綿密に計算する必要がある。
「水沢うどん」が行った試みは、少なくとも麺業界にとって、糖質制限流行に対する一筋の光明であるにはちがいない。

そしてそれは、糖質制限実践者にとっても。

注:ただし、全国調査によれば、うどんのメッカである香川県にて、
  糖尿病患者の割合が日本一だというデータがあるという。
  単位当たりの糖質が少ないからといって、
  それをたくさん食べてしまえば、
  元の木阿弥になることを忘れてはならない。








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