最近見たDVDで"ミスト"という洋画がありました。確かスティーブンキングが原作で、アメリカの映画にしてはありきたりのハッピーエンド的なものではなく少し重い映画でしたが見入ってしまいました。
簡単にストーリーを説明しますと、ある日、街に原因不明の"ミスト"(霧)が発生し、徐々に人々を恐怖へと陥れていくという風な話なのですが、このミストは現在のアメリカとそれに群がるヘッジファンドや外国資本を指しているような気がしました。また。この霧により混乱し絶望しているのは個人投資家に当てはまるのではと思いました。
混乱時には普段ならおかしいと思えることでも、間違って信じてしまったりその現状を忘れるために盲目的に信じようとしたりします。そして僕の少ない経験の中では、こういう事態で救世主として出てくる人間の大体は偽物であると思います。みんな(僕も含めてですが)そういう状況ではまともな判断が下せる訳もなく、どうしょうもない奴を信じてしまったりするのです。後はお互いがお互いを傷つけあい自滅する結果が待っています。
この映画では人々が恐ろしい考えに徐々に毒されていってしまうのですが、これは日常やマーケットでも同じことが言えるのではないでしょうか。そして、映画のラストシーンで、主人公が取る行動は正しいのかという事になりますが、それはDVDを見てのお楽しみという事になります(笑)。