公募増資のほか、銀行団に対して「劣後ローン」と呼ばれる融資で4000億円規模の支援も求めている模様で、航空需要低迷の長期化に備えるようです。
ANAHDの2020年4~6月期連結決算は、最終利益が1088億円の赤字となったそうです。
人件費や航空機の維持費などで月600億円程度の流出が続いているため、日本政策投資銀行や三菱UFJ、三井住友、みずほなどの銀行団と、5000億円規模の資金調達に向けた協議を進めてきたそうです。
だが、銀行団からの金融支援だけでは万全とはいえないため、市場からお金を集める公募増資が必要との判断に傾いているようです。
ANAHDは、グループ社員約4万3000人の一時帰休や賞与の削減などを実施し、旅客事業以外での収益確保を目指すことなどを盛り込んだ構造改革の方針も示していますが、航空需要の低迷が長引く中、さらなる経費削減や資産売却などを模索しているようです。
1株当たりの価値が希薄化してしまいますね。
9202:2,700円