直近の電気代が異様に高かったのは、やはり電気給湯器の故障が原因だった。エコキュートに切り替えて、今月は電気代が通常近辺に戻った。
結局、一連の流れで判明したことは、電気給湯器もしくはエコキュートが故障すると、水漏れがある場合には水道代が上がり、同時に電気代が爆増するということだ。そのような状況になった際には、一刻も早く修理するか買い換えるか、あるいはガスに切り替えるしかない。
それにしても、人気が全くないため価格が半額程度に暴落していたエコキュート、それでも設置費用は込み込みで60万円かかった。寿命はおよそ10年とされている。つまり、本体価格が暴落していても、エコキュートには年間6万円の維持費用がかかる。これを安いとみるか、高いとみるか。
ところで電気の価格自由化が始まって、各事業者の本音は、実はこれ以上電気代を安くしたら事業が成り立っていかないというものらしい。
利用者にとっては高い電気代、供給事業者にとっては安すぎる電気代、
この電気相場は将来、どのように動いていくのであろうか。
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こうした隙を突いて、かつては絶体絶命かと思われていたガス事業者は、電気事業者に対して逆襲を始めるのだった。
しかも経産省は、再生可能エネルギー事業に対して、近年とても態度が冷たい。この影響で、太陽光パネルを施行しようとする企業も個人も激減していくだろう。
このような混沌とした状況の中では、企業も個人も、電気にすべきかガスにすべきか大いに悩むしかない。