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出光興産が当期損益予想を1000億円の黒字⇒250億円の赤字
出光興産は、2020年3月期の連結最終損益が250億円の赤字になったようだと発表したそうです。
新型コロナウイルスの影響で石油製品の需要が減少し、製品販売の利幅が大幅に縮小するとともに、原油価格の急落により在庫評価損も拡大し、従来予想(1000億円の黒字)から1250億円下方修正するとのことです。
2019年4月に経営統合した昭和シェル石油との2社合算ベースの前の期(945億円)に対し、従来の6%増益予想から一転して赤字となるそうです。
新型コロナによる需要減や産油国による減産協議の不調を受け、原油価格は歴史的な安値水準で低迷しており、20日のニューヨーク原油先物市場では史上初めて価格がマイナスとなったそうです。
アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油も、足元で1バレル20ドル前後と年初に比べ約7割下落し、出光興産の想定レート(60ドル)を大幅に下回るそうです。
売上高は6兆円と従来予想を1000億円引き下げ、営業損益は50億円の赤字と1700億円下方修正したそうです。
営業損益ベースでは燃料油事業で1410億円の下方修正となり、ガソリンの販売利幅の縮小などで790億円、石油製品の在庫評価損で620億円利益を引き下げたそうです。
パラキシレンなどが需要減で大幅に値下がりした影響が出て、基礎化学品事業も約300億円下方修正するそうです。
ただ、年間配当は従来予想の160円を据え置いたそうです。
ニューヨーク原油先物市場で価格がマイナスとなったことには驚きました。
原油の売り手がお金を払って引き取ってもらうということですよね。
原油とガソリンとでは違いますが、現実にはガソリンを車に入れるとお金がもらえるなんてことはありえないですからね。
ただ、それだけ原油の買い手がおらず、だぶついているということですね。
5019:2,381円
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出光興産(5019)
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