楽天の携帯電話事業が4月から本格スタートするにあたり、楽天は料金プランの割安感と分かりやすさをアピールしてNTTドコモなど大手3社の寡占による通信料高止まりの打破に期待がかかりますが、業界からは「大都市圏偏重で期待外れ」との声も上がっているようです。
楽天の三木谷浩史会長兼社長は3日の記者会見で「世界の主要通信会社で唯一、一つの(料金)プランしか出さない」と分かりやすさ強調し、大手3社の複雑な料金プランを暗に批判し、顧客獲得に自信を見せたようです。
菅義偉官房長官も同日の会見で「大手事業者の料金水準の半額以下」と評価し、「楽天の参入を契機に事業者間の競争が本格化していく」との見通しを示したそうです。
一方、ライバルの目は冷ややかで、NTTドコモの担当者は同日、「楽天のネットワークは東名阪に限られ、完全な使い放題とは言えない」と指摘し、別の通信大手幹部は「場所によって使いづらいという不安感は利用者にとって致命的なマイナスだ」と話したそうです。
楽天の通信基地局数は東名阪を中心に3490局(2月末現在)の一方、ソフトバンクは全国約23万局に上るそうです。
通信インフラ整備には膨大な資金と時間が必要で、IT関連調査会社、MM総研の横田英明研究部長は「(楽天の価格戦略では)業界全体の値下げ競争のきっかけにはなりにくい」と分析しているそうです。
昨日の日記にも書きましたが、安かろう悪かろうではそっぽを向かれるかもしれませんね。
つながりやすくて安ければ、大手にとっても脅威となってくるかもしれませんね。
4755:895円、 9437:2,974.5円、 9434:1,471円