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ソニーがスマホ「多眼化」追い風で営業利益予想を上方修正
ソニーは、2020年3月期の営業利益(米国会計基準)予想を前年比1.6%減の8800億円に上方修正したそうです。
スマホ端末が複数のカメラを搭載する「多眼化」の傾向を受けてイメージセンサー(画像用半導体)が伸長し、ゲームやテレビの伸び悩みを補っているようです。
会見した十時裕樹・最高財務責任者(CFO)は「イメージセンサーの需要は引き続き旺盛」と説明し、生産能力の増強は予定通りで、設備はフル稼働を継続しているとのことです。
強い需要を受けて販売が増加し「当初計画していた戦略在庫の積み上げができていない」(十時氏)とのことです。
競争力の高い新製品の投入で全体のマージン維持・改善ができているとし「ここまで非常に良い形で事業運営ができている」(十時氏)と説明したそうです。
来年度以降の中長期的な需要拡大トレンドの見方に変更はないとしましたが、新型肺炎の影響や競争環境、各種地政学リスクなど「楽観はできない」(十時氏)とのことです。
全体の売上高の予想は同1.9%減の8兆5000億円に上方修正し、セグメント別には、I&SS分野は、製品ミックスの改善や販売数量の上振れで、モバイル機器向けイメージセンサーの売り上げ見込みを上方修正したそうです。
従来未定としていた期末配当について、1株あたり25円(前期実績は20円)になるとの予想を発表し、年間配当は45円(同35円)を予想するそうです。
2020年1~3月の前提為替レートは1ドル109円前後、1ユーロ121円前後としたそうです。
2019年4~12月の営業利益は前年同期比0.2%減の8100億円だったそうです。
減益とはいうものの、上方修正というのは良いニュースですね。
新型肺炎の影響は心配ですが、このまま伸びるといいですね。
6758:7,700円
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ソニーグループ(6758)
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