7月8日に投稿した「マイ・メモ(2019年後半その②)」で予想した
年末ダウ30000ドルと大納会の日経平均24000円超えは厳しくなりましたが
取り敢えず何れも12月に年初来高値(日経平均=24091円)を更新したので
年末高予想は当たらずも遠からずだったと思います。
ただ半年先の予想が当たっても、週単位や月単位の予想が外れると
持ち株を回転させる個人投資家は思う様に利益を上げることが出来ません。
因みに澤上さんが「個人は長期投資に徹するべきだ」と常に仰っていますが
私も全く同感です。
個人投資家は「買えば下がる、売れば上がる」を繰り返しやすいので
将来有望な銘柄を長期保有するのが一番だと思います。
では何故「買えば下がる、売れば上がる」のかというと
個人が知る情報はその大半が賞味期限切れだからです。
例えば個人はNETやマスコミの報道を参考にして買うことが多いですが
機関投資家はとっくに仕込んでいるため
情報が広く知れ渡り個人が買い向かう時は絶好の売り場になります。
勿論一度に利益を確定すると株価は急落しますから徐々に売り始め
最後は一気に売って終わりです。
この時、少しでも早く買った個人は利益を出せますが
遅れて買った個人は買った時が高値になりやすいという訳です。
では売れば上がるのは何故かといえば
機関投資家は個人の動きが手に取る様に分かるので
個人が投げたところを今度は買って来ます。
ざっくりですがこれが「買えば上がる、売れば上がる」メカニズムです。
従って株式投資で成功している個人投資家はこのメカニズムを逆に利用し
機関投資家の行動様式を理解した上で売買しているのだと思います。
つまり情報を知って買うのではなく、将来を予見し先回りしているのです。
初心者の人は「そんなの無理」と仰るかも知れませんが
既出の情報から次の展開を予想することは誰にでも出来ることです。
<株は連想ゲーム>
例えば5Gが話題になると先ず「通信機器」や「設備の施工」
「通信ソフトウェア開発」「システム開発」等の主力銘柄が買われます。
無論5Gは先の長いテーマなので遅れて買っても充分利益は出せますが
大きな成果に繋げようと思えば、次に資金が向かうであろう5G関連分野や
出遅れ銘柄を連想することが重要です。
その為には5Gについてより多くの知識を持って置く必要があります。
株式投資で成功するためには「一に勉強二に勉強、三四が努力で五が勉強」
これは今まで何度も言って来たことですが
知識を広げることで関連分野や関連銘柄の選択肢が広がり
他人より先回りすることが可能になる訳です。
因みに株式投資をギャンブルやゲームと同列に考えている人は
全く努力をする気が無い人に違いありません。(強いて云えば連想ゲーム)
投資は資産の運用なので損をするくらいなら手を出すべきでありません。
しかし株式投資を始めたからには
成功するために是非「日々努力する」ことを忘れないで欲しいと思います!
それでは2020年が皆様にとって最良の年になる様心よりお祈りしています。