日産自動車の後任社長選びをめぐり、候補者の1人として一部で報じられたサントリーホールディングスの新浪剛史社長が、「日産から話はない。仮に候補であったならば大変光栄。現時点で興味はない」とのコメントを出し、日産社長となることに否定的な考えを示したそうです。
米紙ウォールストリート・ジャーナルの電子版が26日、新浪氏や日産幹部らが日産の次期社長候補だと報じていたそうです。
新浪氏はローソン社長から2014年にサントリー社長に転身し、サントリーは同年に米蒸留酒最大手ビーム(現ビームサントリー)を1.6兆円で買収し、新浪氏が統合事業やウイスキーの世界展開を主導しているそうです。
新浪氏は27日のコメントで「まだサントリーのCEOとして数年かけてやるべきことがある」とのことです。
日産ではカルロス・ゴーン前会長による不正問題を追及していた西川広人社長兼CEO(最高経営責任者)自身の報酬不正問題が発覚したことから西川氏は今月16日に辞任し、後任選びが始まっているようです。
日産は後任社長を10月末をめどに選ぶとしており、指名委員会は条件としてリーダーシップや自動車業界の知識などを挙げているそうです。
新浪氏の社長ぶりを見てみたい気はしますが、要請があっても断ってしまうんでしょうかね。
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