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プロテイン摂取は自殺行為
牧田医師の紹介した表題の事例は、重要だ。なにしろ、常日頃から患者の尿アルブミン値を追いかけているのだという。慢性腎臓病(CKD)はなにも糖尿病の人に限らず、その他の人でも加齢により50代の10%、70代の30%が罹患しており、気がつかない人も多いとしている。
会社の健診で表される血清クレアニチン値、これが悪くなるころには、腎機能は相当悪化しており、その後数年で人工透析になってしまうという。毎年2万人が、この人工透析をすることになっているという。
というわけで、牧田医師は血清クレアニチン値に頼らず、尿アルブミン値を測定して、患者の腎機能を早期に把握することに努めているそうだ。尿アルブミン値の正常値上限は、18mg/g-creだという。
★「医者が教える食事術 実践バイブル2」
牧田善二著 ダイヤモンド社 2019.8.7.第1刷 P.158~160より
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牧田医師の患者例で、糖尿病により腎臓はすでに悪化気味の人。
尿アルブミン値が、ある日突然、正常値の18mg/g-creを大きく超えて223.3mg/g-creを示したという。すでに88歳の患者なのだが、実はスポーツジムへ行ってプロテインを飲まされたという。
もう一人、56歳男性も、同じくプロテイン摂取により尿アルブミン値が3.7mg/g-creから17.7mg/g-creへ悪化したという。この男性の基礎疾患は記述されていない。
おそらくは、腎機能が悪化している人ほどプロテイン摂取の影響が大きく、腎機能が正常な人でもプロテイン摂取で尿アルブミン値が正常値上限まで、あっという間に上昇してしまうということを示している。
上記2例とも、プロテイン摂取を中止すると、徐々に尿アルブミン値が正常化していったそうだ。
オイラ、プロテインは飲んだことがないが、ジムへ行こうかと思ったことがあった。アーノルド・シュワルツェネガーの出身だという米国発「GOLD'S GIM」本厚木店へ視察に行くと、プロテインバーがあった。この話を知って良かった。違うジムへ通っているスペインママにも教えてあげよう。
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