国立がん研究センターが日本人の食肉摂取量と大腸がんの発症率について調査した論文によると、牛肉と加工肉が大腸がんの発生に大きく関わっているという。本邦のガン死で大腸がん死亡率は、男性で第3位、女性ではトップだという。
★「医者が教える食事術 実践バイブル2」
牧田善二著 ダイヤモンド社 2019.8.7.第1刷 P.174~180
牧田医師は米国産牛肉が犯人ではないかと考えており、米国産牛肉を避けるべしと結んでいる。女性ホルモン剤や抗生物質を使っている可能性が高いという。
以前紹介した「知ってはいけない外食産業のウラ側」安部司+別冊宝島編集部によれば、米国産どころか、欧州産牛肉もダメだとされていた。
しかし、牧田医師は鶏肉ならイイと、国立がん研究センターの実験データをみてそれこそ十把一絡げに勧めていた。しかし、安部司によれば中国産の鶏肉にも同様の問題があり、その含有女性ホルモンの多さのために、中国の10代少女に早々と初潮・乳房成長が始まる事実があると報告されている。つまり、安全なのは国産肉しか信用できそうもない。それも、偽装がないと仮定して。
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ところで、牧田医師が、コラーゲンを摂取しても無駄というのは納得できない。肉を食して消化されれば、そのアミノ酸で筋肉ができる。同様に、コラーゲンが消化されれば、やはりその一部は材料として再利用されるのではないか。美容液の場合には、たしかにそのまま吸収されるとは考えられないが、それでも皮膚の外側にへばりついたコラーゲンが、何らかの作用を発揮している可能性を否定できない。なにゆえに、多くの医師が異口同音にコラーゲン摂取・利用は無駄というのか、理解できない。
オイラの単なる定点観測だが、上大岡店で勤務していたとき、やけに肌の綺麗な老婆に会ったことがある。おもわず、どんな化粧品を利用しているのですかと尋ねると、すっぴんだという。ただ、コラーゲンだけは毎日摂取していると言っていた。
それで、オイラも真似してみた。結構長いことコラーゲンを朝だけ摂取してきたが、煙草を吸うというのに、肌が綺麗だと化粧品担当者や飲み屋のママから言われたことがある。他にもナンパオやら色々飲んでいるから、コラーゲン単独の作用かどうか不明なのだが、コラーゲンを摂取し始めてすぐにわかるのは、ひげを剃っているときだ。明らかに肌がなめらかになっていると感じることができる。
男性でコラーゲンを飲んでいる人は珍しいと思われるので、誰も気がついていないと考察する。逆に、女性はあまりひげを剃ることはないだろうから、気がつく人が少ないのかも知れない。化粧品を多用しているから、コラーゲンの効果を感じにくいというのもあるだろう。
コラーゲンとカルシウム、ビタミンCで骨と肌、血管の強化が図れるのではないかと推察している。まっ、エビデンスがないから宗教と同じなんだけどね。