相当な重症例でも大きな改善がみられ、インスリン注射や内服薬がいらなくなる。その結果、かなりな確率で透析患者も激減し、本邦の医療費を大きく減らすことができるかもしれない。
製薬会社や調剤併設ドラッグストアにとっては悲劇かもしれないが、
人類にとっては奇跡みたいなイイ話だ。
浜六郎医師のいうとおり高脂血症薬を止め、近藤誠医師のいうとおり無駄にガンと闘わず、江部康二医師とその舎弟医師達のいうとおり糖質制限をすれば、本邦の医療費は激減するに違いない。
★「ケトン体が人類を救う ~糖質制限でなぜ健康になるのか~」
宗田哲夫著 公文書新書 2015.11.20.第一刷 2018.12.5.第七刷
この著者は地質学者であったのを医師に転身し、主に妊婦を診察してきた。
妊娠糖尿病やさらに進行した糖尿病を患い、妊娠不可能とされてきた妊婦達を導いて、たくさんのこどもたちを出産させることに成功している。
その成果を学会で発表する際に、既存勢力から散々な目に遭いながらも、他の医師からは不可能とされてきた出産を成功させてきた実績が素晴らしい。
思うに、糖質制限が主流になる段で、その治療を認めない病院と認める病院とに二分されるだろうことは、容易に想像された。現在、実際にそのような流れができているとのことで、糖質制限を認める医師の数が日増しに増加してきている模様。
たとえば、あのゴボウダイエットで有名になった南雲医師なども、書籍に名を紹介されていたりする。そして、今やロカボピーナッツに顔写真が出ている山田悟医師も、糖質制限における重要な疫学論文を発表したという。
この糖質制限を推奨する流れは、もう止まることはないだろう。
いまや、糖質制限を認めない医師達が、淘汰されていく段階になっているように思われる。
またこの書籍では、製薬業界と金で繋がっている医師達も、調べれば実名がすぐわかるようにイニシャルで紹介されている。告発の書という一面もある書籍になっている。
オイラ、IT談合とマジで戦っちゃったヒトなので、こういう話が大好きなんだよね。また何かの弾みで失職しちゃうかもしれないけれど、糖質制限を推奨する医師達を全力で応援しちゃうから。