情報誌に掲載されました
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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。
6月7日 金曜日
日本株について
本日の日経平均株価は、前日比110円高の20884円になりました。
絶好調の米国株が好感されて買い先行。その後は、対メキシコ関税の協議を横目で見ながら20850円付近での揉み合いに。後場は少し上げ幅を拡大させたところでほとんど動かないまま、110円高の20884円で取引終了。
〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は1兆6359億円、出来高は10億595万株。
値上がり銘柄数は1499、値下がり銘柄数は560、変わらずは82銘柄でした。
〇東証1部の業種別ランキング
25業種が上昇、8業種が下落
上昇率の高い順
石油・石炭、機械、証券・商品先物、電気機器、その他製品
下落率の高い順
パルプ・紙、空運、電気・ガス、海運、繊維、ゴム、陸運、小売
〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は160、値下がり銘柄数は58、変わらずは7銘柄でした。
上昇率の高い順
千代田化工建設 8.45%高、アドバンテスト 5.08%高、クレディセゾン 4.61%高、SCREEN 4.24%高、富士電機 3.77%高
下落率の高い順
中部電力 1.93%安、コンコルディアFG 1.93%安、日本製紙 1.90%安、王子HD 1.89%安、マルハニチロ 1.68%安
〇絶好調の米国株が買い材料
ダウ平均は0.71%高(181ドル高)、ナスダックは0.53%高、S&P500指数は0.61%高。3指数揃って3日続伸。11業種全てが上昇、ダウ構成銘柄では30銘柄のうち26銘柄が上昇する全面高。
加えて、米国株高の内容も悪くありません。
前日に書いていた内容です。
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〇値ごろ感からの買戻し
前日の「解き放たれた強さ」が持続。短期暴落で悪材料に対する耐性がついたといいますか、値ごろ感から「安値を拾っておきたい」と考える投資家とAIが増えている印象です。僅か10日ほどで1000ドルも下げましたから、「持たざるリスク」を感じている機関投資家も増えているのではないかと。個人と違い、他人のお金を預かって運用している機関投資家は、戻りに乗せられないと責任問題となります。
〇循環物色
前日は主力の外需を中心に暴騰しましたが、本日はディフェンシブ性の高い業種が上昇率の上位に並んでいます。主力の外需も堅調なので、単に資金が外需からシフトしているのではなく、新規の資金流入があったと考えています。そのような流れを見ても、「安値を拾っておきたい」「持たざるリスク」を感じる投資家とAIが増えていることを感じさせます。また、長期保有目的の投資という印象。
長期保有目的の買いが入り続けている印象です。
単純に外需からディフェンシブ性の高い業種へ資金がシフトするのではなく、新規の資金流入を感じさせることから長期保有目的の投資という印象。この動きが強ければ、短期筋(短期売買目的)による売りも和らげるはず。
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米国株の良好な相場環境は、日本株にも買い材料。
〇米国株反落への警戒感
米国株は絶好調ですが、それは過去のこと。今後も絶好調が続くとは限りません。
3営業日で900ドルほど上昇しているうえに、週末は株価に大きく影響する雇用統計を控えています。「強いものは強い」そんな展開もありえますが、大きく反落すれば週明けの日本株に売り材料。これを警戒して手控える投資家とAIが増えたと考えています。
米国株が反落する可能性についても書いていました
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直近安値で買い付けていた投資家による利益確定売りが出てきますし、5月の暴落後、一旦底打ちして揉み合った水準「25400ドルから25800ドル」に到達したことから、戻り売り(そこから更に下げている為、同水準で買い付けたあと含み損に耐えていた投資家による戻り売り)も出てくるのではないかと。
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〇対メキシコ関税の協議を横目でみながら
日本時間の朝から、対メキシコ関税の協議が始まっていました。
米国株の取引時間中に出てきた「関税の先送り」という一部報道の通り先送りが決定すれば株価上昇、協議継続で停滞、協議決裂関税決定で急落する可能性あり。決定は株価に大きく影響することから、横目でみながら動きづらい状況。
〇買いが先行するも半信半疑が続く
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