医者の気持ちがわかる書籍

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
医局に入局せずに、みずから医者人生を切り開いていった男。
そんな男が、副島隆彦のように、医療業界の本音を語っている。

仕事に役立つような気がして、なんとなく気になって購入した書籍だが、
思いのほかオモロイ内容になっていた。

★「医者の本音」
  中山祐次郞著 SB新書 2018.12.7.初版第8刷

書かれている内容は多方面なのだが、
特に、診断や治療における医師の葛藤が、詳らかに描かれており臨場感に富んでいる。医師の年収とか、恋愛観、ハードすぎる実務の現状、ストレス発散はほぼ酒を飲むことしかない現状などなど、ついつい引き込まれてしまう。

「死はコントロールできない」という終盤の下りには、だからこそ「突然不条理にやってくるだろう死の瞬間まで、どう生きるか」という下りには、強く同感した。

今日から、「これが最期の酒かもしれない」と思って、飲むことにする。



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