元祖SHINSHINさんのブログ

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 湘南台に、ゴッドマザー現る

頼りにしていた「ルージュ」がなくなっており、
落胆しながらも、同経営な隣にある「1001夜」に行ってきた。
「アラレちゃんみたいなママはいないの?」と尋ねると、
店のヒトがすぐに電話をしてくれた。

「今、マハラジャにいるから、すぐに来る」と返事をくれた。

久しぶりにママに会ってみると、アラレちゃんのような風貌は跡形もなかった。けれど、眉の描き方がオモロクって、阿修羅のような雰囲気のメークをしていた。

いろいろ話を聴くと、「ルージュ」は潰れたのではなくって、
模様替えをして居酒屋にして名前も変えたということだった。
オイラがご無沙汰だった間に、「マハラジャ」というポールダンスをショーにする店を開店して、ブイブイいわせているらしい。
今では湘南台に都合4件の店があるという。

湘南台で知らない人はいないとくらいな、ゴッドファザーならぬ、
ちょっとしたゴッドマザーになっているとのことだった。

「あなた、ホントに久しぶりね」
と、ちょっとばかりお冠になって、ママは言った。
久しぶりといっても、2、3年だろうと思っていたら、
「マハラジャ」を開店したときのことをとっかかりにして、
記憶をたどり出すと、どーやらオイラは5年ぶりの登場なのだという。

スマホの電話番号を調べて見せてくれた。
「オイラの本名+作家」などと記録してある。
オイラはまだ、一作も書いてないっちゅうーのに。

それにしても、オイラのことをそんなに覚えてくれてるなんて、
正直嬉しい。しかも、オイラに早く小説を書けという、私のことも早く材料にしろなどという。

すぐさまスペインママのアリシアに電話した。
このゴッドマザーの元で働くのが得策に思えると説得してみた。
が、きっとノルマが厳しいとかなんとか言って、即答は得られなかった。

スペインで遺産相続の処理などあって、一度国へ帰ろうなどという始末だ。
あー、どのみちそれは必要な手続きなのだろうけど、それはそれ、これはこれなのだから、一度この、ゴッドマザーに逢っておくべきだとオイラは言った。

事情を説明して、ゴッドマザーの気分を繋げる。
それにしても、5年もご無沙汰なんてひどいと、責められる。
怒ったときの阿修羅のような眉毛が、やっぱりオモロイ。

ドサクサに紛れてオイラは質問してみた。
それにしても、その胸って・・・。
人工だっちゅーのと、ものすごくオモロイ返事が即答で返ってきた。










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