元祖SHINSHINさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ675件目 / 全2708件次へ »
ブログ

イタリアンパセリ・ニンニク・オリーブオイル・ルー

キューピーのベビーフード空き瓶に詰まった表題のルーを、
スペイン酒場のママからもらった。
その名の通り、表題の材料と塩が混ざった緑色のまだら白いルー。

冷凍庫の中に、鶏もも肉唐揚げ用の肉が6片転がっていた。
ラップが剥がれて、霜で肉が焼かれている。
早くなんとかしないとイケナイ。

北方謙三親分は、肉を腐らせて食らうのが趣味だとエッセイで書いていた。
それに比べれば、どーってことない状況。

おもむろに3片を、オリーブオイルを引いたフライパンに投げ入れた。
弱火の中火で、じっくりと焼きを入れる。
油が飛んで、キッチンがとんでもないことになっている。

焼きの終盤に、スペインママからもらったルーを投入。
たちまち、ニンニクのいい香りが漂いだしてきた。

頃合いを見て、鶏もも肉を口にしてみる。
強めの塩とニンニクが、オイラの脳みそを直撃してくる。
想像以上に美味い。
加熱されたルーは、直に食したときとはまったく異なる風味がする。

ただ、色合いと異なりイタリアンパセリの香りはしないし、
ぶつ切りのニンニクが、すぐに焦げ出すのが難点だ。

悪くはないのだが、使い方に工夫が必要なルーに思われた。
スペインでは当たり前な、常備ルーだという。

あらかじめ混ざっているので、
当然ながら使い方が適していれば便利なルーだ。
スープやパスタにも合うと思われた。

けれども、もっと食材の風味を大事にするならば、
やはり必要時にその都度、調理するのが最善と思われる。

といっても、時間がない現状では、
こうしたルーがあると、調理の時短になり、
しかも想像異常な風味が加わるとなれば、常備しておいて損はないと思われもした。

PS:イタリアンパセリをバジルに変えて、松の実を加えれば、
  いわゆるジェノベーゼ・ソースになるのだが。
  スペインではイタリアンパセリ、フランスではバジルが普通だと
  スペインママは教えてくれた。








コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。