本展では、洋服のデザインに通じる色面構成や、
墨象作品における余白と墨のバランス、書の感覚など、
コシノの作品における多様なコンポジションをご覧いただきます。
また展示方法においてもさまざまな配置の仕方で、
空間のコンポジションを試みます。
(以上 HIROKO KOSHINO HPより抜粋)
雛人形特別展示展を拝見したあと、
コシノヒロコさんの作品、絵画と書を楽しんできました
"COLOR"と名付けられた旧ダイニングルームで座り、
テーブルの上に置かれている図鑑のような本を手に取ってみました
色 即是 空 空 即是 色
後で知ったのですが、
コシノヒロコさんは幼い頃より祖父の影響で歌舞伎や文楽などに親しみ、
ご自身も絵画を学んだ経歴をお持ちとか
さらに読み進むと、
コシノヒロコさんがモノづくりに日々心がけているのは
「真の豊かさとは何か」。
このコンセプトを可視化させるための手がかりとしてきたものが
ヒロココシノ七則である
「空・然・素・組・耕・遊・色」
だそうです
図鑑を閉じて、もう一度邸内をゆっくりまわりました
私はファッションのお仕事に従事していませんが、
コシノヒロコさんのコンセプトとルーツが少し理解できたように感じました
当日は雨が降り、
帰りの車中ではヒョウのような雪に見舞われる荒れたお天気でした
でも、私がお雛さまや絵画を見ている間は晴れ間が差し、
安藤忠雄氏がデザインをしたKHギャラリーでは
空から柔らかな光が降り注いでいました