絶品、陳建民のタンタン麺

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
タンタン麺を、美味いと思ったことがない。
それは、コントロール不十分だった花粉症のせいかもしれない。
嗅覚・味覚不十分な状態で、ひとくち、ふたくち食してみたところで、ちゃんと味の理解をできるわけがない。

たまたま購入した「NHKテキスト きょうの料理2月号」に、陳健太郎のタンタン麺が掲載されていた。2012年5月16日に放送されたものが、再掲載されている。ということは、このレシピがホントウに美味いことを証明しているのだろう。そんな風に思えたので、素直に材料をそろえて試してみた。健太郎の祖父である、陳建民が日本で汁そばにして広めたのが、このレシピなのだという。

前段階として、いろいろな料理に応用できる万能肉そぼろを作れとある。
過去には、味噌・しょうがベースで調理したことがあったが、今回はそれと異なり、甜麺醤ベースの肉そぼろとなっている。砂糖やみりんを使っていないところが、すでに憎い。豚挽肉には強烈なコクがあるので、麻婆豆腐や味噌汁に入れると、格段に味が良くなる。

     *

【材料(一人分)】
中華麺(生):1玉、万能肉そぼろ:30g、チンゲンサイ:1/4株
汁:鶏ガラスープ・牛乳:各140ml
A:ザーサイみじん切り:5g、ネギ油・酢:各小さじ1、
  しょうゆ:大さじ1と1/2、練りごま(白):大さじ2、ラー油:大さじ1
  ネギみじん切り:5cm分

【調理方法】
1:チンゲンサイはさっとゆで、水気を切る。丼にAを順に入れておく。
2:鍋に汁のスープと牛乳を入れ、温めておく。
3:別の鍋に中華麺を少し固めにゆで、ざるに上げてよく湯を切る。
4:1の丼に2を注ぎ、3の麺を入れる。チンゲンサイと万能肉そぼろをのせて
  出来上がり。

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スープをひとくち食しただけで、もう止まらない。劇美味い。
今までどーしてこれが嫌いだったのか、よくわからない。
中華麺を太麺にしたのも正解だった。スープに良く絡む。

またAで順番に入れた材料を、あえて均一に溶かしていないので、風味がだんだんと変わってくるところもオモロイ。書籍では、牛乳ではなく調製豆乳となっているが、牛乳でも劇美味い。ネギ油は、つい最近、S&Bから開発されているものを使った。単品で匂いを嗅ぐと、なかなかイイ。

最後にスープをよく混ぜてみると、練りごまの味が幅をきかせてくる。
やはりレシピの推奨通り、あまり混ぜ込まないで食すのがオモロイと思う。
おそらくは、練りごまがなくても、恐ろしく美味いそばになっている。
そんな風に感じる。

もう病みつき決定だから、また今度作る。

PS:この間、醤油ラーメンを作ってみた。レシピにスープの配合があって、単純だったので期待してなかったが、これが意外にも美味かった。家庭でできる簡単ラーメンも、実はなかなかオモロイ世界な模様。






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