太巻きを調理して、壊れる

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
NHK「きょうの料理」で太巻き作りが放映されていた。
番組の最後に、テキスト1月号と紹介されていた。
内容が素晴らしかったので、書店に向かった。

が、ページをいくらめくっても、該当料理がのっていない。
NHK出版へ携帯してみた。

その番組が、実は再放送で、掲載されているテキストは前年のものと判明した。
NHK出版にはバックナンバーがすでにないため、ネットで探し購入した。

海苔1枚と酢飯量の関係、酢飯のレシピ、だし巻き卵のレシピ、
この部分を特に知りたかったし、それをみて調理したかった。

バター醤油で復活再生したカレーを食し就寝したが、この太巻きのことが気になって、
午前3時半には目覚めてしまう。

酢飯を炊いて、だし巻き卵を調理した。
だし巻き卵は、煮切り酒を使うなど少々こったレシピになっていた。
抜群に美味い。やはり、テキストを購入して正解だった。

酢飯は可もなく不可もなくといったところだったが、
だからこそこのレシピを基準にして、自分好みのアレンジができようというものだ。やはり、テキストを購入して正解だった。

適度な太さの太巻きを、正確に調理するには、
大海苔1枚に対して、酢飯1合が丁度イイという。
細巻きなどは、この関係と正比例しているのでわかりやすい。

大海苔の上半分と下半分とに、酢飯半合をおいて、平らにならす。
すると酢飯の量にムラができにくい。その上に具材をのせて巻けば出来上がり。

ところが、ここからが実は、難しかったのだ。

巻きすを回転させるとき、妙な力が入ったら、もう太巻きはいびつに変形してしまう。慣れればどーってことない作業に思われるが、このコツがわからないうちは、変形した太巻きを盛んに目にすることになるだろう。

次に、巻き終わった太巻きを、包丁で切る行程もくせ者だ。
包丁の切れ味が悪かったり、自分の包丁を切るときの癖を知らないと、
中身の具が大きくはみ出し、海苔が引きちぎられたかのような断面をした、それはそれは惨めな太巻きの切断部分を目の当たりにするだろう。

この時点でオイラはすでに、怒ったときの故・星野仙一のようになっていた。
しかし、怒りながらもどーしてなんだと頭は回転していたのだった。

右利きのオイラは、太巻きを右端から切っていた。
切ると同時に、右側へ具がはみ出していった。
ちょっと待て。じゃ、左端から切ったらどーなるだろう。

やってみたら、ちゃんときれいに切れるじゃないか。
(もちろん、包丁は1回ごとに、水で湿らせながら切った)

これはオイラの包丁で切るフォームが、正しくないからかもしれない。
(プロ野球選手かよ)
また、太巻きが落ち着くまで待てず、すぐに切り始めたのがイケないのかもしれない。
でも、左端から切れば、なんとかなるとわかっただけでも、心が静まるのであった。
(でも、切り終わりには、右端が待っているんだけれども・・・)










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