大手商社7社の平成30年4~12月期連結決算(国際会計基準)が7日、出そろい、原料炭などの資源高が寄与して、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、双日の4社の最終利益が4~12月期として過去最高を更新した一方で、三井物産と住友商事、豊田通商の3社は減益だったそうです。
三菱商事の最終利益は、豪州原料炭やアジアの自動車向け事業が好調で、前年同期比6.2%増の4421億円と過去最高となったそうです。
伊藤忠商事はエネルギーや金属、食料など全部門が増益だったそうです。
一方、三井物産は飼料添加物の価格低迷が響き、住友商事は北米鋼管事業が好調でしたが、アフリカのニッケル事業の変調で減損を計上したとのことです。
平成31年3月期の最終利益見通しは、三井物産を除く6社が据え置いたものの、全社が過去最高益を見込むそうです。
三井物産は出資先のブラジル資源大手の配当見送りで従来予想を100億円下方修正したそうです。
米中貿易摩擦に伴う中国経済減速の影響は限定的との見方も多いですが、丸紅は「米国から中国向けの大豆輸出の数量が低下している」と懸念を示したそうです。
「ブレーキなど自動車部品向けの受注が落ちている」(住友商事)「合成樹脂販売が低迷」(伊藤忠商事)との声も聞かれたそうです。
8058:3,156円、 8001:2,030.5円、 8002:832円、 2768:412円、
8031:1,745円、 8053:1,622.5円、 8015:3,340円