キリンＨＤが孫会社の協和発酵バイオを1280億円で子会社化

[TAROSSAさん]

キリンホールディングス（ＨＤ）は５日、取締役会を開き、孫会社にあたる協和発酵バイオの子会社化を決めたそうです。

子会社（持ち株比率50.1％）の協和発酵キリンから、株式95％を約1280億円で取得するそうです。

キリンＨＤは平成28年開始の３カ年の中期経営計画で健康領域の強化を掲げており、今回の子会社化もその一環となるとのことです。

協和発酵バイオは、平成20年の協和発酵工業とキリンファーマの合併により協和発酵キリンが設立する際、一部門を分社化する形で誕生したそうです。

現在は、栄養補助食品などの一般向け通販事業のほか、アミノ酸などの医薬品原料の製造販売などを手がけており、プラズマ乳酸菌を使ったグループ横断のブランド「ｉＭＵＳＥ（イミューズ）」開発では協和発酵バイオも参加したそうです。

キリンＨＤは協和発酵バイオを直接子会社化することで、健康領域に関する事業開発スピードの強化を図るほか、協和発酵キリン側にとっても、主力事業の新薬開発に経営資源を集中できるメリットがあるようです。

メリットを生かせるといいですね。

2503：2,660円、　4151：2,111円