テレビCMやイベントに欠かせない人気者の動向に、株式市場も目を離せないでいるようです。
テニスの全豪オープンを制した大坂なおみ選手が28日発表された最新の世界ランキングで、1位に輝き、一層の活躍が期待され、スポンサー企業の株価が軒並み一時上昇したそうです。
「なおみ旋風」は勢いを増すばかりしたそうですの一方、芸能界では人気アイドルグループ「嵐」が来年末での活動休止を発表し、スポンサー企業は複雑な表情を浮かべているようです。
週明け28日の東京株式市場は為替が円高傾向で推移したことが警戒され、日経平均株価は反落し、終値は前週末比124円56銭安の2万649円で、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要日程を前に様子見ムードも強かったようです。
こうした中、個人投資家が着目したのが大坂選手の関連銘柄で、大坂選手のラケットを作るヨネックスは取引開始直後に51円高の780円、試合中に着用していた腕時計が目立ったシチズン時計も5円高の584円まで跳ね上がったそうです。
同様に親会社の株価が一時上昇した全日本空輸(ANA)は大坂選手と11日にスポンサー契約を結んだばかりで、大坂選手がANAのロゴの入ったウエアを着て試合に臨むのは全豪が初めてだったそうです。
業界では「全日空はわずか15日間でスポンサー料以上の宣伝効果を上げた」ともささやかれているようです。
同じ航空会社でも、平成22年秋からCMに嵐を起用してきた日本航空は複雑なようで、活動休止の発表から一夜明けた28日の株式市場では、同社株はさえない動きとなったようです。
活動休止の一報は発表直前にあったとのことで、広報担当者は「来年の東京五輪・パラリンピックを含め、今後もCMで起用させていただきたい。嵐の活動を応援する」と話しているそうです。
私も大坂選手のユニフォームを見て、今までANAのマークって入っていたっけ? と思っていましたが、スポンサー契約を締結したばかりだったんですね。
ANAはタイムリーに得をしましたね。
ただ、最終的にはここに書いた4社とも株価は下がりましたね。
ANAもJALも全く同じ株価なんですね。
7906:710円、7762:578円、9202:3,926円、9201:3,926円