kabukabumanさんのブログ

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米中冷戦長期化でどうなる?2019年の株式相場

新年明けましておめでとうございます。


平成最後のお正月もあっという間に終わり

2019年の東京株式市場は明日大発会を迎えます。


既に多くのアナリストや評論家の方々が今年度の市場を占っていますが

日経平均予想は「前半高➡後半安」と「前半安➡後半高」がほぼ半々で

年末の株価予想も「16000円~23000円」と幅広いのが特徴の様です。


では何故専門家の予想に大きな差が生じるかといえば

彼らも普通の人間なので、強気派も居れば弱気派も居られます。


また予想が困難なら黙って置けば良さそうなものですが

マスコミのインタビューに対し「解かりません」とは言えませんし

毎年相場を予想することは彼らの仕事の一部でもあり

自信が無くても何か書かなくてはならない義務があるのも事実です。


しかし専門家の予想を無視した行き当たりばったりの投資行動も危険なので

一部参考にしながら、今年の相場を乗り切るためのポイントを考えてみました。


<2019年の留意点>

①AIを駆使した自動売買が株価の乱高下を増幅させているため

 下落相場では好業績・高配当の優良株も叩き売られているのが現状

 その結果6~7%という高配当銘柄が散見されるので、狙い目としてはNO.1

 

②昨年終盤の世界同時株安以降慎重論が支配的

 この様な地合い(下落相場)では好材料が逃げ場になる確率が高いので

 既知の材料を深追いするのは危険(知ってから買うと高値を掴まされる)


③国策銘柄といえども、業績が伴わず需給メインで上げている銘柄は 

 機関投資家による空売りの餌食になりやすいので要注意

 

④新興の成長銘柄はPER50倍以上でも割高感は無いが

 日経平均のPERなど、昨今の低PER事情を考えると積極的には買い辛い


⑤米国が仕掛けた対中貿易戦争は手段であって目的ではないので

 万一米中貿易摩擦が3月に一段落しても

 次は中国の覇権主義に対する攻撃が用意されている筈

 つまり今後も「地政学的リスク」が低下することはなく

 「悪化→円高」となる可能性が高いと考えます


⑥2019年は円高(ドル円中央値→100円~110円)を想定し

 内需の好業績且つ高配当銘柄を第一選択とするのが望ましい


⑦日欧米の景気減速や中国の景気後退などで設備投資の伸び悩みが懸念され

 景気敏感株(工作機械・鉄鋼・化学・運輸etc)は苦戦が予想される


⑧欧米の金融政策に注目

 FRBが何時利上げを中断するか(金融緩和に転じれば株価は上昇だが?)

 ECBの金融引き締め(タイミングと具体策に注意)

 日銀は恐らく無策と予想(万一これ以上緩和しても効果は薄い)


<2019年東京市場固有の注目イベント>


①日米通商交渉(株価を左右する一大事)=吉と出れば株価に追い風


②裁定買い残が激減(9/末=2兆5628億円➡12/21=5578億円)=プラス要素


③6兆円に上る海外勢による現物の売り越し =プラス要素


④日露平和条約締結 =恩恵を受けそうな銘柄にチャンス


⑤5月より新元号スタート =平成元年の日経平均は史上最高値を記録したが


⑥参院選(衆参同時選挙の可能性も残る)=海外勢の買い控えが懸念される


⑦消費税増税 =事前に株価は織り込み済みとなるか、それとも下落へ進むか


以上思い付くままに列記しましたが

米中の冷戦は少なくともトランプ大統領の任期中は続く可能性が高く

日本株はしばしば円高に悩まされる様な気がします。


<2019年度  天邪鬼の投資戦略>


①日米通商交渉、米中貿易戦争の状況を見極めるため

 2月中旬まで積極的なトレードは控える


年間を通じて「CP高め=50%以上・ヘッジは厚め」

 世界的な景気減速を視野に、ヘッジは自分に合った方法で

 (ヘッジの一例は前回ご紹介済みです)

 両建ても有効


③「国策に売りなし」と言われますが

 今の日本には国策が多過ぎるのであまり拘らない方が賢明だと思います

 従って「三期以上連続増収増益+高配当」銘柄が第一選択(国策銘柄含む)

 オンリーワンまたは世界が注目する特殊技術を有する銘柄を第二選択

 そして第三選択は電子決済・5Gをはじめとするその他の国策セクターですが

 この場合、個人的には短期保有(食い逃げ)に分があると予想しています。


但し相場観は人夫々ですし、何が正解かは一年が終わるまで分かりません。

ただ何となくですが、今年はヘッジをしながら中長期投資を行うより

軽めのヘッジで短期投資中心の方がパフォーマンスが良いのではないか?

そんな気がして仕方ありません。(ただの勘です^^)


それでは今年一年、皆様のご活躍を心よりお祈りしています!

42件のコメントがあります(41〜42件)
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    たか○さん
    2019/1/10 15:01
    セルフレジは 話題先行型 実際の稼働はどうなんだろうという感じで見ています。ちょい前の日本ならできたけど。今は外人多いしセルフレジなんてやったら万引き横行すると思います。

    全部自販機の コンビニ作ればいいだけの話だと思います。駅とか限定で。

    キャッシュレスは 一部の銘柄除いて話題が先行していて 実際に業績が飛躍的に上がる分野は限られてる気がします。クレジットカード会社はなんだかんだで買いだと思います。

    話題先行株も一部の恩恵株を除いて 収束しては膨張を繰り返し 本物が残るという感じでしょうか。
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    kabukabumanさん
    2019/1/10 15:35

    仰る通り、電子決済関連銘柄の多くは決算が良くないですね。


    セルフレジの本命はヴィンクス、サインポスト

    アルファクスフードシステム辺りだと考えていますが

    何れも割高で、決算次第では叩き売られる可能性があります。


    特にサインポストは要注意だと思います。


    因みに私がアルファクスフードシステムを保有しているのは

    地元企業を応援したいという気持ちと

    無借金経営、格安セルフレジの販売という点が主な理由です。


    確かに人手不足対策になることは理解出来ますが

    たか〇さんが仰る様に万引き対策など課題も多く

    それなら外国人労働者を雇った方がマシかも知れません。



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