経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)は、ガラス基板を使った指紋センサーの量産を始めるそうです。
液晶パネルにタッチセンサーを組み込む同社の技術を応用して開発したそうです。
指紋認証で鍵を開閉するスマートドアに採用が決まっており、今後もセキュリティー分野を中心に販売拡大をめざすようです。
既存の指紋センサーは基板にシリコンを用いる場合が多いですが、JDIは液晶パネルと同じガラス基板を採用したそうです。
住宅や自動車はスマートフォン(スマホ)向けに比べ大きなセンサーを搭載する傾向にあり、ガラス基板を使うことで安価に大きなセンサーを製造できるとのことです。
センサーの駆動技術や認証アルゴリズムも新たに開発したそうです。
JDIはブレの大きいスマホ向け液晶パネルが全社売上高に占める割合を、現状の8割から中期的に半分程度まで抑える方針だそうです。
センサー事業の拡大に向け、透明度の高さを生かした製品や、折り曲げ可能な製品の開発も進めているとのことです。
これが売上げ、利益に貢献するといいですね。
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