元祖SHINSHINさんのブログ

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身元不明な白い粉(北朝鮮系ではない)

オイラの目の前に、ラベルの剥がされた小瓶に充填されている白い粉末があった。懲戒免職になる前に、こども医療センターの薬剤部に勤務していたことのあるオイラは、白い粉の扱いに慣れていたのだが、その日は緊張を隠せなかった。

「純度でも、試してみたらどう?」
金髪をしたその女親分は、白い粉末の入っている小瓶の蓋を開け、オイラに差し出した。

幸いなことに、真面目に服薬していたアレルギー薬のおかげで、オイラの嗅覚は正常を保っていた。
「タダでいいのかな?」オイラは訪ねた。もちろん、と女親分は言った。

人差し指と親指で、その白い粉末をつまんだ。
さらさらしていて、とても粒子の細かい粉末だとわかった。
そっと、白い粉末をオイラの舌に載せてみた。
「う、美味い」オイラは絶句した。

強烈な旨味はあるのに、塩気は全然ない。
この塩分のないところがイイ。どんな料理に入れても通用する旨味だ。
普通に売っているダシ顆粒より、塩分がないだけ応用力が半端ない。
「実はわたし、ほとんどの料理にその白い粉を使っているの」と、金髪の女親分は白状するのだった。

職場の対面にある「味の十八番」の主が、オイラに味の素製の「プロの料理人の間にだけ流通している白い粉」を紹介されたことがある。種類がとても多く、中には茶色い色をした粉もあった。内密なはなし、プロは実店舗でさまざまに利用しているのだという。

ひょっとして、あのインドカレーの店でも使っているのだろうか?
こんな粉を使ったら、どんな料理だって美味くなるに決まっている。
考えてみて欲しい。この純白の粉だけ舐めても美味いって、どーいうことなのか。


PS:TV東京でずっと前に放映された亀田製菓の「ハッピーターン」を思い出した。実は「魔法の白い粉をまぶしているの」と放映されていた。この粉のことなのかもしれないと、マジで思った。



2件のコメントがあります
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    SHINちゃん。

    その『魔法の白い粉』なら、俺殿(オイドン)も、天文館で体験しもした。

    「鷹ラーメン」といふ老舗のラーメン屋で、むかし見たことがある。鹿児島では、珍しく鶏ラーメンだったけど、オヤジさんが、客に隠して、ドンぶり底に、耳かきみたひなスプーンで、白ひ粉シクところを数回見た。

    一杯650円だったけど、もふ毎日行列のできる店だった。

    あれは、鹽(しお)だったのか、それともなにか鶏がらエキスか。味の素のわけなひか。    拝

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    元祖SHINSHINさん
    2018/12/1 04:28
    「料理人一平」というタイトルだと思いましたが、ラーメン大会で味の素を入れているラーメンは、「すべておんなじ味がする」と審査員に見抜かれて落選させらている風景を読んだことがあります。

    ところで、問題の「魔法の粉」なのですが、
    女親分(スペインママのことなんですけど)が言うには、
    袋を捨てちゃったので商品名がわからないと。

    いつも横浜で仕入れていると言っていました。
    今度、教えてもらってきます。
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