札幌証券取引所の新興企業向け市場に上場するRIZAPグループ株に15日、売り注文が殺到し、「ストップ安」になったそうです。
同社は前日、赤字転落の見通しを発表し、M&A(企業合併・買収)による拡大路線に急ブレーキをかけざるを得なくなり、「結果にコミット」できないとみた投資家から売り浴びせられたかたちのようです。
ライザップ株にはこの日朝から売り注文が広がり、買い注文の30倍以上に膨らんだそうです。
午前、午後とも取引時間中は値がつかない状態が続き、取引時間終了時に、一部の売買を成立させるルールが適用され、値幅制限の下限となる前日より80円(18%)安の345円の値がついたそうです。
ライザップは積極的なM&Aで事業規模を拡大してきており、傘下の9社が東京証券取引所に上場していますが、これらの傘下企業の株価も15日は軒並み大幅に下落したそうです。
女性用下着販売のMRKホールディングスは26%、CD・ゲーム販売会社のワンダーコーポレーションは21%、衣料品販売のジーンズメイトは14%、それぞれ前日から値を下げたそうです。
ライザップは6月の公募増資などで354億円を集めたばかりでしたが、傘下に収めた企業の再建が進まず、業績が悪化しており、14日、2019年3月期通期の業績予想を修正し、純損益が従来予想の159億円の黒字から70億円の赤字に、営業損益が230億円の黒字から33億円の赤字にそれぞれ転落する見通しだと明らかにしたそうです。
新規のM&Aも凍結するとしたため、成長戦略を描けない状態になっているようです。
他のグループ傘下企業であるイデアインターナショナル(-16%)、堀田丸正(-16%)、ぱど(-20%)、SDエンターテイメント(-21%)、夢展望(-19%)なども大幅に値を下げていますね。
そういえば、最近ライザップのCMをあまり見ていないような気がします。
広告宣伝費もカットしているんでしょうかね。
2928:345円、 9980:155円、 3344:557円、 7448:470円、 3140:782円、
8105: 89円、 4833:255円、 4650:555円、 3185:401円